小中学校家庭科食生活領域における衛生と環境の視点

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  • ショウチュウガッコウ カテイカショク セイカツ リョウイキ ニ オケル エイセイ ト カンキョウ ノ シテン

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抄録

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[要約] 小中学校家庭科食生活領域における衛生と環境の視点について,学習指導要領および解説の内容を調査した。小学校では,食品の洗い方(調理過程の衛生),用具や食器の安全で衛生的な取扱い(調理過程の衛生),後片付け(環境衛生),服装の整え方(個人衛生)の項目が昭和52年告示より一貫して記載があった。平成20年告示では,調理過程の衛生にあたる内容が詳細に記述されていた。また,後片付けに関しては,環境教育指導資料の循環,保全の視点に基づく内容であった。中学校では,食品の品質を見分け適切に選択する,食品の保存や食中毒予防といった食品衛生の記述があった。また,安全と衛生に留意した食品や調理器具等の適切な管理の項目に,食品の適切な洗い方や衛生的な扱い方,ふきんやまな板の衛生的な取扱いが示され,調理過程の衛生に関する内容であった。さらに,平成10年告示以降で環境に配慮した消費生活に関する記述が詳しくなっていた。

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