現代日本語における家族から呼ばれるときの呼称
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- アザム セペフリバディ
- 一橋大学
書誌事項
- タイトル別名
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- ゲンダイ ニホンゴ ニ オケル カゾク カラ ヨバレル トキ ノ コショウ
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説明
本稿では、家族の会話の中での人称表現の使い分けに注目しつつ、世代差や性差によって呼 称(呼ばれ方)の使い分けがどう変化するか考察した。その結果、①目上から目下に対しては 名前で呼ぶ、②目下から目上に対しては人称代名詞で呼ぶ、③子どもは家族の最年少者の立場 から親族呼称を使って呼ばれるなど、鈴木孝夫(1973)の説が概ね裏付けられた。一方、①目 上からの目下への呼称は多様化している、②兄弟姉妹間の親族呼称の使用が減少している、③ 親族間の呼称は呼ぶ側と呼ばれる側の双方の性差の影響を受ける、④呼ばれる側の年齢が上が るほど人称代名詞や「ちゃん/くん」付けが少ないなど、鈴木孝夫(1973)を含め、これまで あまり指摘されてこなかった傾向も観察され、背後に核家族化や少子化の影響が見てとれる。
収録刊行物
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- 一橋大学国際教育センター紀要
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一橋大学国際教育センター紀要 2 57-71, 2011-07
一橋大学国際教育センター
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390290699842749184
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- NII論文ID
- 110008658841
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- NII書誌ID
- AA12502475
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- ISSN
- 21856745
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- DOI
- 10.15057/19303
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- HANDLE
- 10086/19303
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- NDL書誌ID
- 11258079
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可