Effects of making a presentation twice followed by reflection: An analysis based on self-regulated learning theory

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  • 複数回口頭発表と自己内省活動の効果—自己調整学習理論からの分析—
  • 複数回口頭発表と自己内省活動の効果 : 自己調整学習理論からの分析
  • フクスウカイ コウトウ ハッピョウ ト ジコ ナイセイ カツドウ ノ コウカ : ジコ チョウセイ ガクシュウ リロン カラ ノ ブンセキ

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Abstract

本稿では日本語中級授業での活動を自己調整理論を援用し、分析・考察した。対象の活動は1コマの授業の中で2回行う設計の口頭発表活動と発表直後の自己内省活動である。これらは課題パフォーマンスの向上を目的に設置されたものである。自己内省記録、フォローアップインタビュー、授業観察を分析した結果、自己内省活動の時間を設けたことにより、自己調整モニタリングが開始され、認知面でも情意面でも自己調整学習的コントロールが行われていたことがわかった。また目標の焦点化が行われ、1回目の発表の内省が2回目の発表に有効に活用されている様相も捉えられた。そして学習者自身が課題パフォーマンスの向上を認知し、有能感・満足感、自己効力感を持ったことが確認された。自己調整学習の循環サイクルが成立していたと考えられる。また分析を通し、より学習者の認知活動に合致した介入時期・方策の足がかりが見出された。具体的には内省過程でのメタ認知活動の支援と方略選択における積極的な介入の実施である。

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