Description
声楽学習では一般的にイタリア語などの外国語歌曲を教材として、声楽演奏技術の向上を図るが、学習していない言語による歌曲の場合、歌うことができるまでにやや高いハードルがある。また教育現場での声楽の活用を考えたとき、早い段階で日本歌曲の演奏法についても学習しておく必要がある。そこで外国語歌曲に日本語をつけた訳詞歌曲を教材として活用すると、演奏技術と日本語特有の歌唱法の両方を習得できるのではないかと考えた。歌曲における訳詞は明治時代より始まり、現在も高等学校教科書に訳詞歌曲が多く掲載されている。その中でも教科書会社3社に掲載されている《野ばら》を合唱の授業で扱い、それに関する学生アンケートをもとに教材としての可能性を検討し、音楽専攻科目、初等教育課程科目それぞれについて具体的な活用法を示した。
Journal
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- 教育研究実践報告誌
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教育研究実践報告誌 4 (2), 54-59, 2021-03-01
常葉大学教育学部初等教育課程研究企画部会
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390290699865625600
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- NII Article ID
- 120006998979
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- ISSN
- 24360112
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- IRDB
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Allowed