奈良県十津川村と北海道新十津川町の交流の履歴 - 災害に伴う集団移住の縁を未来につなぐ -

書誌事項

タイトル別名
  • Sustainability of Exchanges between Totsukawa Village, Nara Prefecture and Shintotsukawa Town, Hokkaido: Connecting the Bond made by Disaster which trigger Mass Migration to the Future
  • ナラケン トツカワムラ ト ホッカイドウ シントツカワマチ ノ コウリュウ ノ リレキ : サイガイ ニ トモナウ シュウダン イジュウ ノ フチ オ ミライ ニ ツナグ

この論文をさがす

抄録

奈良県十津川村と北海道の新十津川町は、遠く離れていても密な交流を保っている。1889年に発生した十津川大水害に伴う集団移住を契機とする「母子の村」の縁が、130年の長きにわたり続いている。本研究では、十津川村と新十津川町の交流の履歴について、第二次世界大戦後を中心に概要を把握し整理した。その結果、両地域の交流の歩みは、特徴や状況の異なる4つの時期に区分できることが明らかになった。また、交流は地方自治体どうしにとどまらず、民間団体や学校教育へと広がりを見せており、このことが両地域間の交流の持続可能性を高めている。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ