愛好的態度の形成につながる「体つくり運動」の単元開発

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  • Development of a Unit in “Physical Fitness” that Promotes a Positive Attitude Towards Exercise

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抄録

「豊かなスポーツライフの実現」は,体育科の目指す最終目標であり,小学校学習指導要領解説総則編においても「現代的な諸課題に対応し求められる資質・能力」の1 つとして示されている.この目標の実現を図るために,運動やスポーツに対する好意的な態度形成は,重要な鍵となる.そこで,本研究は,運動や体育に対する「愛好的態度」の形成につながる「体つくり運動」のあり方を,単元開発とその実践から検証し,明らかにすることとした.高田典衛(1972)が示した「よい体育授業の条件(高田4 原則)」を満たす授業並びに髙橋健夫(1989)やクルム(1992)が提唱した「体育の具体的目標構造」を実現する「体つくり運動」の単元開発を小学校高学年対象に行った.その結果,「情意目標」の達成並びに体育や「体つくり運動」に対する情意面に有意な変容が認められ,開発単元は,「愛好的態度」の形成につながるという結論が得られた.

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