呼吸器疾患の温泉療法 -地域医療と遠隔医療の比較-

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  • コキュウキ シッカン ノ オンセン リョウホウ チイキ イリョウ ト エンカク イリョウ ノ ヒカク

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抄録

呼吸器疾患の温泉療法について,1999年~2001年の3年間に三朝医療センターに入院し,温泉療法を受けた気管支喘息と肺気腫症例を対象に,再入院率と症例数の変動,年齢,地域との関連について検討を加えた。その結果,喘息では遠隔地(鳥取県外)からの症例(平均56.8%)が.また肺気腫では鳥取県内からの入院症例(平均58.7%)が多い傾向が見られた。再入院率は,喘息は30.1%,肺気腫が41.6%であり.喘息では遠隔地からの,また肺気腫では県内からの症例が増加する傾向であった。再入院率の年齢別検討では,喘息では50歳以上,肺気腫では70歳以上の症例で再入院率が高い傾向であった。平均入院期間は40日から60日間であり,初回入院より再入院症例の方が短期間であり,初回入院では喘息よりも肺気腫でより長い傾向であった。

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