杉浦大黒屋大坂店に関する一考察 : 大坂における家屋敷の所有とその利用

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タイトル別名
  • A study of Sugiura Daikokuya Osaka branch shop
  • スギウラ ダイコクヤ オオサカミセ ニ カンスル イチコウサツ : オオサカ ニオケル イエヤシキ ノ ショユウ ト ソノ リヨウ
  • スギウラ ダイコクヤ オオサカテン ニ カンスル イチ コウサツ オオサカ ニ オケル イエヤシキ ノ ショユウ ト ソノ リヨウ

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説明

杉浦三郎兵衛家(屋号、大黒屋)は、京都に本拠を置き、呉服太物小間物類を取り扱った商人である。大黒屋は寛文3年(1663)の創業以来、江戸期には京店(本店かつ仕入店)・江戸石町店(販売店:寛文8年(1668)開店)・江戸本所店(現金販売店:文政7年(1824)開店)・岐阜店(天保末年開店)・大坂店(文久・元治期開店)の5店舗を設けていた。このうち大坂店の開店時期は藤田彰典教授が先行研究の中で推定されたものであるが、詳細な開店時期の検証はこれまで行われておらず、また、店舗の場所も不明のままであった。小稿は、杉浦家が大坂に所有した家屋敷の入手時期・入手の経緯・利用の仕方などを精査し、大黒屋大坂店の開設の経緯・開店時期・店舗の場所について論及したものである。

収録刊行物

  • 社会科学

    社会科学 40 (1), 1-21, 2010-05-31

    同志社大学人文科学研究所

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