書誌事項
- タイトル別名
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- Attractiveness of Radio Programs
- ラジオ ブンカ ノ ミリョク
- 講演記録 ラジオ文化の魅力
- コウエン キロク ラジオ ブンカ ノ ミリョク
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抄録
現代ではラジオは若者の間でかつてのような人気がなくなってしまったが、聴覚的想像力は万葉の昔から江戸の俳諧を経て現在にいたるまで日本文化の特質であり、マスメディアとしての量的な優位は他のメディアに比べて下がったものの、ラジオ文化にはまだまだ魅力と有用性が残っている。阪神淡路大震災の際にラジオが情報伝達に役立ったのは確かだが、それ以上にひとりひとりに話しかけるというメディアとしての要素の強いラジオは聴取者になりよりも安堵感を与えたと言われる。テレビとラジオの決定的な違いは映像が伴うかどうかにある。ラジオにとって一見不利に見える映像の欠如は、制作と報道の仕方によっては逆に映像では表現えできないような内面を伝えることもできるし、またその比較的シンプルで安価な制作の性質を利用して機動的な、また地域に密着した番組を提供できるという利点もある。
収録刊行物
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- 文化情報学
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文化情報学 4 (1), 29-38, 2009-03-20
同志社大学文化情報学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390290699890235136
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- NII論文ID
- 110007994965
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- NII書誌ID
- AA12131759
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- NDL書誌ID
- 10261089
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- ISSN
- 18808603
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可