ネパールにおける母子保健指標改善方法の研究 : 地域別特徴による分析と結果

DOI 機関リポジトリ Web Site オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • Methodological study of maternal and child health indices in Nepal : analytical findings by regional characteristics
  • ネパール ニオケル ボシ ホケン シヒョウ カイゼン ホウホウ ノ ケンキュウ : チイキベツ トクチョウ ニヨル ブンセキ ト ケッカ

この論文をさがす

抄録

本研究は、ネパールにおける母子保健の問題について、地域比較研究を行ったものである。ネパールがいまだ、健康レベル、ことに母子保健において世界でも最低の状況にあるのは何故なのか。本研究では、このような問題意識を発端として、ネパールの自然環境のあまりに多様な点に原因を求めた。母子保健の現状を状況の異なる地域ごとに比較することで何かの地域的特徴が発見できると考え、地域比較分類を行った。ネパールの地勢分類である山岳部、丘陵部、タライ平野部を利用するとともに、「保健医療施設へのアクセス」に影響を与えると考えられる道路状況を考慮した「道路インフラ分類」を作成し、この2タイプの分類でそれぞれ地域比較を行った。また、「母親の教育年数」の違いが保健指標に与える影響を地域比較の視点とした。この結果、道路インフラ分類の利用可能性と、道路の乏しい地域での教育の影響を発見することができた。

収録刊行物

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ