ラテンアメリカにおける日本庭園の建設とその貢献

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タイトル別名
  • Aporte y construcción del jardín japonés en Latinoamérica
  • The making and contribution of Japanese garden in Latin America
  • ラテン アメリカ ニオケル ニホン テイエン ノ ケンセツ ト ソノ コウケン
  • The making and contribution of Japanese garden in Latin America society

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抄録

グローバル化した世界において日本の文化的要素が増加する中、「日本庭園」は文化間の対話や環境保護の意識拡大のための重要な要素の一つとなっている。そこで行われる教育活動、レクリエーション活動、意識向上活動のおかげで、日本庭園は、単なる場所というだけでなく、地元住民のアイデンティティの確認のための資産となっている。なぜなら多くの場合日本庭園は、大きな役割を持つ都市スポットとなっており、市民の交流の場として親しまれている。このことは、国内外の文化を投資として利用し、「文化ツーリズム」を通じて経済と社会相互作用の強化を図る競争が激化傾向にある中で意義深い。そのような意味で、本研究で探求するのは、公共空間として海外で造園され、地域を活性化し、訪れる市民に影響を与える日本庭園の潜在力である。本論文では、日本庭園の歴史、デザイン及び美学を分析し、その国際化のプロセスやラテンアメリカの諸都市における造園について考察する。これらの地域において、社会的効果および地域の特性により、日本庭園は増加傾向にあり、そこにみられる特徴は異文化の折衷的側面の出現とその適応である。

収録刊行物

  • 言語文化

    言語文化 14 (4), 461-476, 2012-03-10

    同志社大学言語文化学会

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