心理学とプログラミング : 数理の壁を越えて

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書誌事項

タイトル別名
  • Psychology and programming : beyond mathematical analysis
  • シンリガク ト プログラミング : スウリ ノ カベ オ コエテ
  • 講演記録 心理学とプログラミング--数理の壁を越えて
  • コウエン キロク シンリガク ト プログラミング スウリ ノ カベ オ コエテ

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抄録

数理的アプローチをとる方法を中心に心理学の研究を行っている。数理的アプローチは、擬似相関の分析やパス解析にみられるように、隠れた関係を明らかにすることができるなど、強力な研究方法の1つである。また、データに含まれる情報を数理的に分析した結果を図示すれば解りやすい。しかし、数理的方法は、人文科学の場合、その数学的解析が困難になるものがある。このとき、コンピュータによって数値解を得たり、数理モデルの特性をコンピュータ・シミュレーションで調べたりすることができる。このようにコンピュータは、人文社会科学の複雑なシステムを数理モデルとして表したときの数学的解析の困難に対処するための有効な道具である。また、パーソナルコンピュータPCの高性能化と普及により、実験をPCによって自動化したり、種々の刺激などをPCによって提示したりすることが広く行われるようになった。PCはデータ分析、シミュレーションから実験まで心理学研究のいろいろな分野で利用されているが、PCはプログラムによって動くので、プログラミングはPCを活用するために必須である。既成のアプリケーションを利用することもできるが、柔軟性とコストの点でプログラミングできる方が望ましい。

収録刊行物

  • 文化情報学

    文化情報学 6 (1), 38-46, 2011-03-10

    同志社大学文化情報学会

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