大学アメリカンフットボール選手を対象としたレジスタンストレーニングによる骨形成への影響についての考察

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タイトル別名
  • Analysis for bone formation by the effect of resistance training among the collegiate American football players
  • ダイガク アメリカン フットボール センシュ オ タイショウ トシタ レジスタンス トレーニング ニヨル コツケイセイ エノ エイキョウ ニツイテノ コウサツ
  • ダイガク アメリカンフットボール センシュ オ タイショウ ト シタ レジスタンストレーニング ニ ヨル ホネ ケイセイ エ ノ エイキョウ ニ ツイテ ノ コウサツ

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抄録

アスリートを対象に筋力や除脂肪体重などに焦点を当てた研究は数多くなされているが、骨の指標に注目し、パフォーマンスとの関係性について着目した研究は、我々の知る限り殆ど存在しない。本研究では骨密度などの骨指標を簡易に測定できる2波検出型超音波骨密度計を用い、大学アメリカンフットボール選手の筋力やパワーなどのパフォーマンスとの関連性を検証した。主な結果として、先行研究で見られた骨密度と筋力の正の相関は見られず、骨の直径と関連している橈骨厚とpowerにおいて正の相関が認められた。またPowerと骨密度は負の相関をしていた。これは対象者の多くが大学から本格的なレジスタンストレーニングを開始しているため、骨密度より骨の直径を増加させる適応が優先的に発生しているためと考えられる。今後は筋力増加だけなく、骨密度も増加させる新たなトレーニング方法の開発の必要性が示唆された。

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