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- 機能動詞結合とその他動性をめぐる覚書
- キノウ ドウシ ケツゴウ ト ソノ タドウセイ オ メグル オボエガキ
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Abstract
「顰蹙を買う」や「影響を与える」のような「語結合」は慣用句と一般的語結合との中間に位置するものとして「機能動詞結合」と呼ばれる。その中には語結合全体の意味として,その構成動詞が他動詞であっても他動性を持たないものがある。「AヲBスル」という構文をとる機能動詞結合について言えば,その他動陛は,構成素としての名詞と動詞の性質によって決まる。すなわち(1)「動作主体Xが対象YニAヲBスル」の構文をとるものは他動性が強い。(2)「Yニ」をとらないものは動作主体X自身の意図的行為を表すものが多いが,Aに否定的評価を持つもの,あるいは心理作用を表す名詞がくる場合は他動性は弱い。(3)Aが動作主体自身の所有あるいは動作主体に属する場合は「再帰構文」となり,他動性は弱い。
Journal
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- 同志社大学留学生別科紀要
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同志社大学留学生別科紀要 (2), 55-73, 2002-12-25
Center for Japanese Language, Doshisha University
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390290699890989696
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- NII Article ID
- 110007124696
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- NII Book ID
- AA11590670
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- NDL BIB ID
- 6494839
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- ISSN
- 13469789
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Allowed