新発田藩溝口家旧蔵の大燈国師墨蹟について : 物我両忘と日山賦を中心に

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  • シバタハン ミゾグチケ キュウゾウ ノ ダイトウ コクシ ボクセキ ニツイテ : ブツガ リョウボウ ト ニッサンフ オ チュウシン ニ
  • シバタハン ミゾグチカ キュウ グラ ノ ダイトウ コクシ ボクセキ ニ ツイテ : ブツガ リョウボウ ト ヒサンフ オ チュウシン ニ

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抄録

新潟下越にある新発田は、かつて溝口家が支配した。溝口家四代藩主重雄以降の藩主は茶の湯に関心をもち、そのため溝口家は多くの茶道具を所有した。たとえば中興名物茶入「蛍」(畠山記念館蔵)や古瀬戸茶入「溝口胴高」(個人蔵)がある。しかし、これまでのところ溝口家が所有した茶道具の全体像は明らかにされていない。近年、溝口家の道具帳の存在が明らかとなった。これらは記載される内容から、溝口家が幕末に作成した蔵帳である。今回、道具帳の一つである『御掛物帳』に記載される三件の大燈国師墨蹟に注目した。三件のうち二件については、現存する墨蹟と合致し、さらに江月宗玩による『墨蹟之寫』にも記載が確認できた。本稿では、これら二件の大燈国師墨蹟について周縁を論じるものである。

収録刊行物

  • 文化情報学

    文化情報学 9 (1), 112-99, 2013-10-05

    同志社大学文化情報学会

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