直噴ガソリンエンジンにおける噴射燃料の高圧化による排出PMの低減

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  • Particulate matter emission reduction with increasing fuel injection pressure in a gasoline direct injection spark ignition engine
  • チョクフン ガソリン エンジン ニオケル フンシャ ネンリョウ ノ コウアツカ ニヨル ハイシュツ PM ノ テイゲン

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抄録

直噴ガソリンエンジンからの粒子状物質(Particulate Matter: PM)を低減するには,壁面に付着する燃料液膜と空間の局所的な過濃混合気を減らすことが重要である.これらを減らすには,燃料の高噴射圧化が有効である.本研究では,燃料の高噴射圧化による排出PMへの影響を,冷間始動時のファストアイドル運転において,可視化エンジンを用いて評価した.ピストン頂面の燃料液膜は,蛍光剤を混入した燃料への紫外線照射による蛍光撮影により計測した.そして,混合気の状態として液相と気相は,レーザ誘起蛍光法(Laser Induced Exciplex Fluorescence: LIEF)にて計測した.噴射圧20MPから80MPaの燃料の高噴射圧化により,直噴ガソリンエンジンからの排出PMは低減する.そして,ピストン頂面の燃料液膜は,高噴射圧化により減少する.加えて,燃焼室内の液相は減少し,気相の濃度ムラが減少し,混合気は高噴射圧化により均質化する.

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