小地域産業連関表を用いた木質バイオマス利用事業の評価

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タイトル別名
  • Economic analysis for wood biomass power plants in rural areas using an extended regional input–output table
  • ショウチイキ サンギョウ レンカンヒョウ オ モチイタ モクシツ バイオマス リヨウ ジギョウ ノ ヒョウカ

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説明

小地域産業連関表は,その地域の産業構造を反映でき,粗付加価値の生じ方においても地域的な差異を表現できる.人口減少問題を抱える地方自治体では,地域として効率的な経済効果が見込める施策を実施する必要があり,同表を用いた経済効果分析は有効と考えられる.しかし,小地域産業連関表は一部の地域を除き整備されておらず,推計方法においてもケースバイケースの対応が必要など課題がある.本研究は,事例として鳥取県日南町の産業連関表を推計し,同表に基づいて地域経済状況を俯瞰し,小地域産業連関表を用いる利点を示した.また,シナリオ解析として,日南町内に木質バイオマス利用事業を発生させた場合の産業連関表も構築し,経済効果を推計した.両表の比較から,500 kWの発電能力を有する熱電併給事業運営を見積もると,域内の生産額は約361百万円,粗付加価値の合計は約143百万円増加する推計となった.

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