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Bibliographic Information
- Other Title
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- 「お茶の間」とメディアとの関わり
- 「オチャノマ」ト メディア トノ カカワリ
- お茶の間とメディアとの関わり
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Description
言葉は時代とともにその意味・用法を変化させたり、新たな意味・用法を獲得し意味領域や用法を拡大させたりする。本稿は、「お茶の間」を例にその変遷をたどる。「お茶の間」は、元来日本家屋の一室を指す言葉であったが、抽象的な意味を派生させ、同時に新たな用法をも獲得した。この用法は4つのカテゴリーに大別できるが、本稿ではその中の一つ、メディアと関わる「お茶の間○○」に焦点を当てた。メディアと関わる「お茶の間○○」は、他の3つのカテゴリーとは異なり、「お茶の間○○」の媒介となるメディアが時代とともに変化するという大きな特徴を有する。当初は、日常生活において主流とされるメディアが新たなメディアに取って代わるとき、「お茶の間○○」の指す媒体も変化し、新たな「お茶の間○○」が数多く産出されると予想されたが、実際はそうではなかった。本稿を通して、メディアと関わる「お茶の間○○」は、(1)時代の流れによって「お茶の間○○」が意味するメディアが変わる、(2)家に居ながらにしてできることが当たり前になるとその語彙自体がすたれていく傾向にある、(3)家族そろって囲めるメディアに使うことが多く、個で楽しむパーソナルメディアにおいては産出されにくい、ということが確認された。
Journal
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- 同志社大学日本語・日本文化研究
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同志社大学日本語・日本文化研究 (11), 59-67, 2013-02
同志社大学日本語・日本文化教育センター
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390290699892642432
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- NII Article ID
- 120005640890
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- NII Book ID
- AA12331634
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- NDL BIB ID
- 024436999
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- ISSN
- 21868816
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- departmental bulletin paper
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- Data Source
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- JaLC
- IRDB
- NDL Search
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Allowed