親子コミュニケーション測定尺度の因子構造と項目構成に対する再検討

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タイトル別名
  • A review of factor structure and item configuration in the parent-child communication scale
  • オヤコ コミュニケーション ソクテイ シャクド ノ インシ コウゾウ ト コウモク コウセイ ニ タイスル サイケントウ

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説明

本研究は子どものウェルビーイングの向上を狙いに,既存の親子コミュニケーション測定尺度の因子構造と項目構成への再検討を目的とした。調査対象は韓国A市の8校の小学生3,000名であり,留め置き法による質問紙調査を実施して2,385名の調査票が回収できた。調査内容は性別と学年,親子コミュニケーション測定尺度で構成した。統計解析では欠損値のない1,760名のデータを用い,探索的因子分析で因子構造を抽出した上で,その因子構造のデータに対する適合度を確認的因子分析で検討した。その結果,「気楽なコミュニケーション」「不愉快なコミュニケーション」「気が重いコミュニケーション」を第一因子とし,「統合型親子コミュニケーション」を第二因子とする13項目3因子二次因子構造が成り立った(RMSEA : 0.081, CFI : 0.954, TLI : 0.942)。考察では肯定的な親子コミュニケーションの活用方法について述べた。

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