The Return to Japan (1945)に見る終戦直後における米国プロテスタント指導者の国境を超えるキリスト教理解

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  • American Protestant leaders' understanding of transnational Christianity in The return to Japan (1945)
  • The Return to Japan 1945 ニ ミル シュウセン チョクゴ ニオケル ベイコク プロテスタント シドウシャ ノ コッキョウ オ コエル キリストキョウ リカイ
  • The Return to Japan 1945に見る終戦直後における米国プロテスタント指導者の国境を超えるキリスト教理解

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抄録

『The Return to Japan』 によると、一般的な「西洋の」、又は「アメリカ」のキリスト教という理解に対して、戦後間もない時期に一般市民として初めて占領下日本を訪れた四人の米国人プロテスタント指導者たちは、帝国主義的な勝者母国のキリスト教に距離を置き、キリスト教を米国や日本という国家と超える宗教であると理解していたことがわかる。教派を超えて日本における宣教の業を日本人同胞と共に担うという目的をもって来日した彼らは、キリスト教信仰を国家の枠に囚われない従来よりも包括的でより平等な関係を構築するものとして理解していた。

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