打ち倒されたパートナー : キム・スコット「捕獲」における幻想的場面に関する一考察

書誌事項

タイトル別名
  • The partner laid out in the dirt : an analysis on fantastic scenes of Kim Scott's "Capture"
  • ウチタオサレタ パートナー : キム スコット ホカク ニオケル ゲンソウテキ バメン ニカンスル イチコウサツ
  • 打ち倒されたパートナー : キム・スコットの「捕獲」における幻想的場面に関する一考察
  • ウチタオサレタ パートナー : キム ・ スコット ノ 「 ホカク 」 ニ オケル ゲンソウテキ バメン ニ カンスル イチ コウサツ
  • 打ち倒されたパートナー : キムスコット捕獲における幻想的場面に関する一考察

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説明

オーストラリア先住民をルーツに持つキム・スコットの短編「捕獲」(2002)は、オーストラリアにいないはずの類人猿を捕獲したと信じる白人学者夫妻を主人公とする。物語が進むにつれ、その生物が人間である可能性が強く示唆される。反撃に転じた生物は打ち倒され、その姿に白人夫妻はお互いのパートナーを幻視する。この幻想的な場面は、オーストラリアという大地にすでに不可分となった白人の存在をほのめかす。

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