「知的障害」概念の脱構築 : 筆談援助法(FC)利用の社会的障壁と専門科学

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  • チテキ ショウガイ ガイネン ノ ダツコウチク ヒツダン エンジョホウ FC リヨウ ノ シャカイテキ ショウヘキ ト センモン カガク

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抄録

1. 問題提起 : 「ディスアビリティとインペアメントの社会モデル」を求めて : 1970年代の新しい社会運動としての障害当事者運動に端を発して、アカデミズムの分野に新たに構築された障害学は、社会的抑圧の一種として「障害Jを分析するという挑戦をしてきた[バーンズほか、1999=2004]。マイケル・オリバーら初期のイギリス障害学者たちは、従来の「障害」概念を脱構築し、社会的抑圧としての「ディスアビリティ」と個人が体験する「インペアメント」とを分けて、新たな二つの鍵概念を創出するとともに、重要な理論モデルを提唱した[オリバー、1990=2006; Oliver, 1996]。……

収録刊行物

  • 人権問題研究

    人権問題研究 14 187-252, 2014-12

    大阪市立大学人権問題研究会

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