和歌史における覚性法親王(一) : 出観集の和歌

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タイトル別名
  • ワカシ ニオケル カクセイ ホウシンノウ 1 シュッカンシュウ ノ ワカ

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説明

はじめに : 覚性法親王(1129~1169)の家集である出観集はこれまで殆ど覚性の「交遊関係を見るべき資料」(群書解題)としてしか研究の祖上に載せられていないが、同集には当時の和歌の新しい流れの一斑を如実に反映している一面と、同時期の他の家集と比較しての同集の特異性を示す一面(個性)が共に認められる。そこで小稿では同集での題材の詠み方の検討を通して、覚性歌に見られる時代性と個性を明らかにし和歌史上の位置付けを試みたい。……

収録刊行物

  • 文学史研究

    文学史研究 28 35-44, 1987-12

    大阪市立大学国語国文学研究室

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