Bibliographic Information
- Other Title
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- ダイメイシ カレ カノジョ カレラ ノ ケンキュウ レキシテキ ブンタイロンテキ コウサツ
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Abstract
一 : 代名詞「彼、彼友、彼等」が言文一致運動の所産の一つとして登場してから、現在まで既に数十年を経過している。その登場にあたっての様相と、意義についてはかつて述べたことがある(国語国文二十三巻一号)。「彼、彼女、彼等」は尾崎紅葉「多情多恨」(明治三十年)をもって確実な使用を見、その後は一般的に使用頻度の増大という傾向が認められるが、それも決して劃一的なものではなく、諸家によって微妙な差が存する。そこでは「彼、彼友、彼等」がになっている種々の、特に歴史的な性格の反影をみることが出来る。又これを逆にすると、「彼、彼女、彼等」を尺度にして、諸家の文体について言及することが出来るのである。……
Journal
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- 文学史研究
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文学史研究 8 19-28, 1957-12
文学史研究会
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Keywords
Details
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- CRID
- 1390290699896442240
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- NII Article ID
- 120006007318
- 40003397464
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- NII Book ID
- AN00221255
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- ISSN
- 03899772
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- NDL BIB ID
- 5004584
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles