ロールシャッハテストに関する一研究 : 風景構成法を併用した事例検討

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  • ロールシャッハ テスト ニ カンスル イチケンキュウ フウケイ コウセイホウ オ ヘイヨウ シタ ジレイ ケントウ

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第1章 問題と目的 : ロールシャッハ・テスト(Rorschach technique)は、Rorschach, H. (1921)によって創案された、人格を理解するための方法である。簡単に言えば、紙の上にインクをたらし、それを二つ折りにした時に偶然にできあがった形を印刷したカード10枚を見せて、それが何に見えるかを言ってもらうという心理テストである。このインクのしみ(インクブロット)を用いたロールシャッハ・テストは1921年、『精神診断学』(〔英〕Psychodiagnostics, 〔独〕Psychodiagnostik)の名で出版されたが、Piotrowski, Z. A. (1957)によると、Rorschach, H. 以前にも、da Vinci, L. やKerner、J. Binet, A. などが、インクのしみが何に見えるかという反応の内容に関心を持ち、研究、報告している。……

Journal

  • 教育学論集

    教育学論集 21 32-49, 1995-07

    大阪市立大学大学院文学研究科教育学教室

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