災害サバイバル市民を目指すセルフケア支援(第1報) : 都市部に住む地域住民の災害に対する知識・意識・行動の関連

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  • サイガイ サバイバル シミン オ メザス セルフ ケア シエン ダイ1ポウ トシブ ニ スム チイキ ジュウミン ノ サイガイ ニ タイスル チシキ イシキ コウドウ ノ カンレン

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本研究は、災害に対する知識・意識・備えの実態を明らかにし、今後のセルフケア支援のための基礎的資料とすることを目的とした。大阪市A区のうち5.000世帯を無作為に抽出し、各世帯1名を対象に自記式質問紙調査を実施した。個人・家庭でできる建物・家具等の災害への備えは約半数以上の人が実施し、食糧などの備蓄は3-4割の人が実施していた。一方で、家族間でのコミュニケーションを伴う備えは2-3割、地域における備えは2割弱であった。また、「平常時からの備え」は、「地域の災害リスクを認知している」こと、「災害時を想定できている」ことなどと有意な関連を認めた。有効な減災・防災教育の一環として、「平常時からの備え」の行動化に向けて、居住する地域の災害へのリスク認知を高め、今後起こりうる災害をより具体的にイメージすることの必要性が示唆された。

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