病児保育における質的な改善策の提案に向けた文献検討

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  • ビョウジ ホイク ニオケル シツテキナ カイゼンサク ノ テイアン ニ ムケタ ブンケン ケントウ

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抄録

本研究では、育児と仕事を両立している母親が特に困難に感じる病児に対する保育の現状と問題点を明らかにして、保育園看護職を含めた病児保育における質的な改善策を提案することを目的に文献検討を行った。方法は、「病児保育」「保育園」「看護職」をキーワードとしてデータベースにはCiNiiなどを用いた。得られた文献を「病児保育に対する意見や要望」「病児保育に関する制度」別に内容分類して考察を加えた。その結果、1. 法的位置づけに基づく病児保育制度の整備 ①援助費の拡充 ②保育園への専門職としての看護師の配置、2. 意識改革 ①保護者の葛藤の解消 ②専門性や役割の明確化による保育士の意識改革、3. 保育施設への保育園看護師の配置に向けた制度整備 ①専門性の明確化 ②専門教育の充足 ③研修制度の設置 ④医師や保育士との連絡・連携体制の確立の3側面からなる病児保育における質的な改善に向けた提案が導かれた。

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