中堅看護師の離職意図の要因分析 : 役割ストレスと役割業務負担感の関連から

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  • チュウケン カンゴシ ノ リショク イト ノ ヨウイン ブンセキ ヤクワリ ストレス ト ヤクワリ ギョウム フタンカン ノ カンレン カラ

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看護師離職率は年々増加する中、看護の中軸を担う中堅看護師の離職防止は急務である。中堅看護師の役割ストレスに、どのような内容の役割業務負担感が関連するかを明らかにし、役割ストレス及び役割業務負担感と離職意図の関連を明らかにすることを目的に調査を行った。対象は臨床経験3年以上のスタッフ看護師125名である。結果は以下のとおりである。中堅看護師の役割業務負担感は『看護師としての人間関係の構築』、『看護実践』、『看護組織活動』、『交代制勤務』、『看護の創造』の5因子で構成されていた。役割ストレスは「看護組織活動」や「看護の創造」との関連が明らかになったが、「人間関係の構築」や「看護実践」との関連は示されなかった。更に、離職意図との関連は「役割の曖昧」と「総役割業務負担感」から示され、役割の曖昧さに中堅看護師は離職意図を持ち、また個別ではなく累積した役割業務負担感から離職意図を抱くことが明らかになった。

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