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- 河野 あゆみ
- 大阪市立大学
書誌事項
- タイトル別名
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- エビデンス ニ モトズク カンゴ ジッセン
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説明
1. エビデンスに基づく看護実践 : Evidence Based Nursing(EBN) : 1)エビデンスに基づく看護実践の定義 : エビデンスに基づく看護実践(Evidence Based Nursing EBN)とは、EBM(Evidence Based Medicine)などともに1990年代に普及してきた考え方であり、療養者や住民などの看護の対象者に看護ケアを提供する際に、その時点で最も新しく、最も良いエビデンス(事実や証拠)を丁寧に吟味し、看護実践の判断を決定する問題解決型アプローチを意味する。その過程には、看護実践家や対象者の価値観や指向性に沿って、「看護実践上の疑問」(clinical question)に答えることができるように、最適なエビデンスを系統的に探し、批判的に吟味する(critical appraisal)するという作業が含まれている。一般的に、EBNには、「研究等からのエビデンス」のみに基づいて行われるというイメージがあるが、厳密に言えば、それ以外に、「看護の対象者の価値観や指向性に関する情報」や「医療・看護の専門的知識や技術」、「対象者の今までの経過や検査結果、ヘルスケアに関する社会資源の活用可能性」などを考慮に入れて、臨床的判断を行う。ここでは、特に「研究等からのエビデンス」をどのように看護実践に活用していくべきなのか、今後の課題も含めて論じたい。……
収録刊行物
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- 大阪市立大学看護学雑誌
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大阪市立大学看護学雑誌 5 62-63, 2009-03
大阪市立大学大学院看護学研究科
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390290699897127936
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- NII論文ID
- 110007607900
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- NII書誌ID
- AA12017447
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- ISSN
- 1349953X
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可