郷紳の歴史的性格をめぐって : 郷紳観の系譜

書誌事項

タイトル別名
  • キョウシン ノ レキシテキ セイカク オ メグッテ キョウシンカン ノ ケイフ

この論文をさがす

抄録

1 (一) 郷神という存在が注目を浴びたのは、もともと、近代中国におけるその社会的生態によってであった。そこでは、郷村社会の指導層・実力者という評価から、「土豪劣紳」=反封建斗争の打倒目標という規定までが、郷紳イメージの振幅を決定し、それに「官僚=地主=商人・高利貸の三位一体」という周知の命題がオーヴァラップしていたといっていいだろう。……

収録刊行物

  • 人文研究

    人文研究 22 (4), 289-301, 1971

    大阪市立大学文学部

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ