Chromosome numbers of cultivated Ophiopogon japonicus (Asparagaceae) in Toyama Prefecture, central Japan

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  • 富山県で栽培されているジャノヒゲ(クサスギカズラ科) の染色体数

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抄録

ジャノヒゲ(Ophiopogon japonicus)は,わが国では本州以南に自生しており,園芸植物または薬用植物として栽培もされている。ジャノヒゲの染色体数には,2n= 36, 67, 68, 70,72 が知られている。栽培されているジャノヒゲでは日光植物園において2n= 36 (Satô 1942)が,2n=67は東京都,神奈川県,石川県,岐阜県,滋賀県,大阪府,奈良県,和歌山県,福岡県,佐賀県,熊本県の栽培株で報告されていた (Nagamatsu and Noda 1971)。本研究では,富山県内の民家,公園,寺院・神社,合わせて26カ所で栽培されていた82株のジャノヒゲの染色体数を調査した。その結果77株(94%)は2n=68,5株(6%)は2n=67であった。富山県内で栽培されているジャノヒゲは報告されている他の地域の栽培ジャノヒゲとは異なり,2n=68が一般的であることが判った。

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