書誌事項
- タイトル別名
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- ノウ ヨホウシロン ワカ シテンノウ ノ ヒトリ
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説明
「四天王」というのは、「四大天王」の略で、元来仏教世界の中心に聳える須弥山の中腹の四方を居所とし、忉利天の主である帝釈天に仕えて、仏土を守護する、四人の外将を指す。即ち、東方の持国天王、南方の増長天王、西方の広月天王、北方の多聞天王の四人がそれである。このことから、家臣や門弟の中で、武勇、才幹、技芸などに勝れた者四人を呼称することになった。例えば、「木曽殿の御内に四天王ときこゆる今井、樋口、楯、祢井(「平家物語」巻九)、「頼光朝臣遣四天王、令打淸監之時(綱・公時・貞道・秀武)(「古事記談」巻二)などは、木曽義仲や源頼光の家臣で、武勇の誉高い四人を四天王と呼称したもの。同様に歌壇においても、和歌四天王と称される歌人がいた。
収録刊行物
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- 岡山大学教育学部研究集録
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岡山大学教育学部研究集録 81 1-14, 1989-07-15
岡山大学教育学部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390290700370550656
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- NII論文ID
- 120002311138
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- NII書誌ID
- AN00032875
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- ISSN
- 04714008
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- NDL書誌ID
- 2951429
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
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