縦波の学習を通して脈拍を学ぶモデル教材の開発 : エネルギー伝播に伴う生命活動を理解する試み

書誌事項

タイトル別名
  • Development of Model Teaching Material to Learn a Pulse by Learning Longitudinal Wave : Attempt to Understand Life Activity by Energy Transfer
  • タテナミ ノ ガクシュウ オ トオシテ ミャクハク オ マナブ モデル キョウザイ ノ カイハツ : エネルギー デンパ ニ トモナウ セイメイ カツドウ オ リカイ スル ココロミ

この論文をさがす

説明

本研究は,エネルギーの伝播に伴う生命活動を生徒が理解するために,パイプ内を脈動しながら流れる水を用いた縦波の学習を通して,脈拍の原理を探るモデル教材の開発を行ったものである.高等学校「物理基礎」の授業において,脈波伝播速度と水流速度の測定実験など行い,理解状況を調査した結果,生徒は脈拍は心臓の拍動エネルギーが伝播した縦波であることを理解していた.また,モデルによる確認活動を通して学習内容が理解できたことから生徒は教材を役立つと考えていた.以上のことから,本教材は,脈拍など生命活動をエネルギーの伝播という視点で理解するために有用であることが示唆された.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ