タイの自動車産業育成政策とバンコク日本人商工会議所 : 自動車部会の活動を中心に

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  • タイ ノ ジドウシャ サンギョウ イクセイ セイサク ト バンコク ニホンジン ショウコウ カイギショ ジドウシャ ブカイ ノ カツドウ オ チュウシン ニ

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工業後発国としてスタートしたタイでは, 政府が自動車産業育成政策を展開し, 未熟な地場企業に代わって日本企業が育成政策を実施してきた。タイ政府と日本企業は自動車育成政策に協力すると同時に, 政策をめぐって両者間に生じた問題を解決していかなければならなかった。とりわけ, バンコク日本人商工会議所の自動車部会は, タイ政府と日本企業の間に生じる問題を調整・解決し, 両者の橋渡しとしての役割を果たしてきたと考えられる。本研究では, タイの自動車産業育成政策を3 つの時期にわけて, それぞれの時期にバンコク日本人商工会議所の自動車部会が果たしている以下の役割を明らかにした。自動車部会はタイ政府の育成政策の段階に応じて, タイ各省庁および民間団体との間にパイプを構築して, 協議・調整を行っている。タイ政府が政策を変更すると, 自動車部会は組織整備を行い問題の解決にあたっている。タイ政府側も自動車部会の意見を柔軟に取り入れている。

source:Josai management review

identifier:JOS-KJ00005041979

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