「東電改革」と福島原子力発電所事故の責任 : 改革提言に至る議論とその後の検証

DOI 機関リポジトリ Web Site オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • トウデン カイカク ト フクシマ ゲンシリョク ハツデンショ ジコ ノ セキニン カイカク テイゲン ニ イタル ギロン ト ソノゴ ノ ケンショウ

この論文をさがす

抄録

はじめに : 本稿の目的は、筆者らが以前から問題にしてきた福島原子力発電所事故に関する「責任」の曖昧化について、その現段階を明らかにすることである。とくに、経済産業省が設置した「東京電力改革・1F問題委員会」によって2016年12月に作成された「東電改革提言」を取り上げ、そこに至る議論を非公開の議事録から明らかにすること(第1、2節)、そして提言策定から4年あまりを経た改革の現状について、いくつかの角度から検証すること(第3節)を主な目的とする。……

The objective of this paper is to clarify the current stage of ambiguity with regard to "responsibility" for the Fukushima nuclear power plant accident. Specifically, the December 2016 "TEPCO reform" proposed by the Committee for Reforming TEPCO and Overcoming 1F Challenges (TEPCO Committee) established by Japan's Ministry of Economy, Trade and Industry (METI) will be reviewed with two main aims....

収録刊行物

  • 経営研究

    経営研究 72 (1), 33-61, 2021-05-31

    大阪市立大学経営学会

関連プロジェクト

もっと見る

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ