7世紀『隋書』流求国伝・沖縄島説

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タイトル別名
  • “Suisyu” Ryucyuguo is Okinawa Island
  • 7セイキ 『 ズイショ 』 リュウキュウコクデン ・ オキナワトウセツ

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抄録

7世紀の『隋書』東夷伝は流求国・俀国(倭国)を記録したが、この流求国については内外で台湾とする説が有力とされてきた。しかし、東夷伝と流求国に侵攻した隋軍の将・陳稜伝を仔細に検討すると、当時の流求政治社会は複数構造をもち、文明化の道を歩んでいたといえる。さらにその舞踊・音楽は現琉舞と音楽に通底する完成度の高い文化を示していた。本稿は訪台4回、先島・与那国島から奄美諸島を調べ、沖縄に7年居住した者の報告である。

収録刊行物

  • 地域研究

    地域研究 (26), 29-38, 2021-04

    沖縄大学地域研究所

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