COVID-19による学生の留学に対する意識変化 : 大学生への調査を通して

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  • How has COVID-19 Changed College Students’ Perspectives on Study Abroad ? : From Student Survey Results
  • COVID-19 ニ ヨル ガクセイ ノ リュウガク ニ タイスル イシキ ヘンカ : ダイガクセイ エ ノ チョウサ オ トオシテ

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抄録

新型コロナウィルス(COVID-19)の世界的な感染拡大は大学生の留学事情に大きな影を落としている。未だ留学交流再開の目処が立たない状況は各国のオンライン授業を加速させ、オンライン授業は国際教育の在り方の一つとなろうとしている。本稿では、留学経験者や留学に興味を持つ学生211名を対象に、1)コロナ禍における留学への意識の変化、2)進化が進むオンライン授業の是非、さらに留学の代替案として今後台頭が予想される3)国内での共修授業や留学類似体験、これら3つに焦点を当て、このパンデミックによって学生の留学に対する意識がどのように変化したのか調査した。結果、回答した65.4%の学生がパンデミック収束後に留学を希望しており、希望しない学生(15.1%)を遙かに上回ったことで大半の学生の留学に対してのモチベーションは下がっていないことが判明した。オンライン授業の是非については、語学力やディスカッション能力向上の面では支持されたものの、実際に渡航する留学とは得られる物は異なると回答した学生が89.6%を占めた。一方で、国内で留学生と共に対面で学ぶ授業についてはある程度評価をしており、学生はオンライン授業より対面での交流を希望していることも判明した。

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