「かはくVR」を活用した理科教育学演習の試み

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タイトル別名
  • Attempt of Science Pedagogy Exercise Using “KAHAKU VR”
  • 「 カ ハク VR 」 オ カツヨウ シタ リカ キョウイクガク エンシュウ ノ ココロミ

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説明

仙台市内には,科学館や天文台をはじめとした科学系博物館が多数設置されている.宮城教育大学理科教育講座では,校外授業としてこれらの施設を実際に訪れた後に,科学系博物館を活用した理科の学習指導案を作成する授業として理科教育学演習を実践してきた.2020 年は,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な流行の影響により,日本国内においても小中学校・高等学校・大学など多くの学校で臨時の休校や対面式授業の中止,オンライン授業への切り替え措置が取られた.そこで,理科教育学演習で訪問対象とする施設の1つを,国立科学博物館によって2020年に新たに作成されたWeb コンテンツ「かはくVR」に設定し,オンラインによるリアルタイム授業で学習指導案の作成を行なった.一般に授業と聞くと対面式による教員と学生あるいは学生同士の直接のコミュニケーションをイメージすることが多いと思われる.今回の試みによって,学生・教員・かはくVR 担当者の3者による「協働のプロセス」により,新たに作成された教材:かはくVRの具体的な改善につながった.この一連の流れは,3者による「共創的」な「イノベーション」であると評価できる.

収録刊行物

  • 科学技術コミュニケーション

    科学技術コミュニケーション 29 69-77, 2021-08

    北海道大学 高等教育推進機構 オープンエデュケーションセンター 科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP)

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