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- 市町村における議会事務局の職員数に関する研究
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Abstract
人員体制をはじめとした議会事務局の充実強化の必要性は,従前から主張されていたが,その前段として議会事務局の実態分析を扱った先行研究等は少ない。そこで本論文では,これまで分析の蓄積が少ない市町村の議会事務局に着目し,議会改革の成否にも影響を与えると考えられる議会事務局職員数が2000年地方分権改革を切っ掛けにどのように変化や充実をしていったのか,あるいはしなかったのかについて定量的な分析を試みた。 分析の結果,議会事務局職員数については,2000年地方分権改革を経てもその数を増やしてこなかった事が確認できた。また,議会事務局職員数は,「議会が独自の定員管理政策をもつ」という状況にはなっていないと考えられ,議会事務局職員数という量的な面の在り方を議会が主体的に検討していない,若しくは,主体的な検討を行っているものの市町村全体の定員管理が優先され,議会改革を実現するための真に必要な人員体制となっていない可能性が示唆された。
Journal
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- 公共政策志林
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公共政策志林 9 74-89, 2021-03-24
法政大学公共政策研究科『公共政策志林』編集委員会
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390290701014923392
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- NII Article ID
- 120007153276
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- NII Book ID
- AA12714757
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- HANDLE
- 10114/00024269
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- ISSN
- 21875790
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- IRDB
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Allowed