The Production of Knowledge:A Case Study of a Government-Funded Women's/Gender Studies Program

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  • 政府資金による女性学 ジェンダー・スタディーズプログラムにおける知の生産の分析

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本稿では、グローバライゼーションと高等教育に関する先行研究のレビュー に基づき、高等教育における知の生産について、何をもとに理論が作られてい るのか、理論面および研究面での主体と対象の位置がどこにあるのか、そして グローバル的な文脈におけるジェンダーに関わるテーマとしてどのようなもの が扱われているのか、という課題を導出した。これらの課題を検討するため に、日本政府から資金を得た女性学/ ジェンダー・スタディーズのプログラム を分析した。その結果、プログラムの目的では、知の生産における「西洋」に よる支配が認識され、日本をアジアの中に位置づけようとする試みがなされて いることがわかった。実際の活動では、必ずしもこれらの目的が達成されたと は言えないが、今後に向け、いかに「西洋」を周縁化し、「アジア」の中で知 の生産が行われる方向に進めることができるのかのヒントを見ることがで きた。

Journal

  • Gender and Sexuality

    Gender and Sexuality (9), 31-61, 2014-03-31

    国際基督教大学ジェンダー研究センター

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