GNSS位置推定における複数受信機を用いた大規模ダイバーシチ信号処理に関する検討

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タイトル別名
  • A study on large-scaled signal processing with multiple receivers for diversity receptions in GNSS positioning
  • GNSS イチ スイテイ ニオケル フクスウ ジュシンキ オ モチイタ ダイキボ ダイバーシチ シンゴウ ショリ ニカンスル ケントウ

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説明

現在,GNSS (Global Navigation Satellite System) による高精度単独測位技術ではサブメータ,センチメータ級での測位が可能である.一方で,都市部・山間部などのマルチパス環境における衛星測位では,精度・信頼性において課題が存在する.建造物や樹木などが衛星と受信機間の障害物となり,衛星からの直接波を遮断することによる可視衛星数が減少すること,および障害物による衛星からの直接波が反射,回折といったマルチパスの影響により測位精度が劣化する.ここで,近年のGNSS受信機の低価格化に着目すると,今後は複数の受信機を一つのデバイスに搭載できると考えられる.そこで本検討では,複数受信機を用いた大規模ダイバーシチ信号処理により衛星観測データ数を増加させることで,マルチパスの影響による測位精度劣化を抑制し,単独測位において位置推定精度の改善を図る.

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