異年齢集団の中で育む子どものリズム感 ~練習環境から「聴く」を知る~

書誌事項

タイトル別名
  • The Rhythm of Children Raised in Different Age Groups : Knowing “Listening” from the Practice Environment
  • イネンレイ シュウダン ノ ナカ デ ハグクム コドモ ノ リズムカン : レンシュウ カンキョウ カラ 「 キク 」 オ シル

この論文をさがす

抄録

子どもの聴覚が選択的に音を聴き分けるようになるまでには時間がかかるといわれている。そのような時期こそ保育者を始めとする周囲の大人の援助を受けながら,よい音環境に囲まれることで,将来の音楽に対する意識や関心を高めることが必要でないかと考える。筆者が運営する地域の和太鼓講座は幼児から70代までの参加者がいる。この異年齢集団における練習では子どもが選択的に音を聴くことだけでなく,大人の姿を目の前にして練習に取り組むため,子どもにとって大きな刺激となる。講座の環境や和太鼓の特徴を生かしたリズム練習活動を検討することで,子どもの「聴く」力を高める方法を考察した。

収録刊行物

  • 中国学園紀要

    中国学園紀要 (19), 163-170, 2020-06-16

    中国学園大学/中国短期大学

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ