1662年日向灘地震における供養碑及び歴史的資産に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • Investigation of Religious Monuments and Historical Resources Related to the 1662 Hyuganada Earthquake

説明

日向灘地震 (M7.6,1662.9.20) では,宮崎市南部の集落を波高 5 m 程度の津波が襲い,20 名以上の死者を出したといわれている.外所(とんところ)が埋没したため,この地震は“とんところ地震”とも呼 ばれている.何故,プレート問地震では沈み込みが起きるかを紹介する.この地震による被害を忘れないようにとの思いから,当時から 50 年毎に外所地震忌供養碑が建てられ,この石碑の判読が困難な 個所が多いので SfM (Structure from motion) を用いた三次元モデルの生成技術を適用し,立体技術の碑 文判読を試みた.また,記載されている内容は石碑が外所村にあった浄土真宗の宗祖である親鷺の祖となる中国唐からの教えが碑文にしたためられている.その碑文の内容を親鷺の教えに遡り,犠牲者 への供養に解釈を試みた.さらに,古地図,古文書に関する解釈もいくつかの書籍で述べられているが,再検討を行い,新たな知見を模索した.

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