領域「環境」との関わりを意識した科学絵本の分類と実態調査

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タイトル別名
  • Classification and Fact-Finding Survey of Science Picture Books Based on The Relationship with “Environment” area in the Course of Study for Kindergarten

抄録

<p>本研究では,幼児期の科学教育における科学絵本の役割や活用の可能性を検討するための基礎として,領域「環境」のねらいや内容との関わりという側面から科学絵本の分類を試み,その実態調査した.調査対象は『かがくのとも』(過去5年分)とした.領域「環境」の内容の12項目に基づきチェックリスト(21項目)を作成し分析した.その結果,「自然などの身近な事象に関心をもつ(58%)」「身近な動植物に親しみをもって接する(53%)」「自分なりに比べたり,関連付けたりしながら考えたり,試したりして工夫して遊ぶ(51%)」「自然の大きさ,美しさ,不思議さに気付く(46%)」といった項目に該当する冊数が上位となった.つまり,領域「環境」のなかでも,とりわけ「(1) 身近な環境に親しみ,自然と触れ合う中で様々な事象に興味や関心をもつ」というねらいを達成するための活動や,発見を楽しんだり,考えたりする活動に関する内容を取り扱っていることが示された.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390290791315005440
  • NII論文ID
    130008142968
  • DOI
    10.14935/jsser.36.2_117
  • ISSN
    18824684
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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