安定・安全な回収ボイラ操業のための最先端デジタル技術

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タイトル別名
  • ANDRITZ Cutting-edge Digital Technology for Stable and Safe Recovery Boiler Operation
  • アンテイ ・ アンゼン ナ カイシュウ ボイラ ソウギョウ ノ タメ ノ サイセンタン デジタル ギジュツ

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抄録

<p>デジタル技術は,IT,IOT,AIなど,今や日進月歩で技術革新が進み,人々の生活の中へ浸透し,人々をサポートし,生活を豊かにしている。それらデジタル技術は,紙パルプ産業にも新たな付加価値を生み出している。ANDRITZは,エバポレータ,回収ボイラ,白液プラント及びパワーボイラ向けの「Recovery Smart Business」コンセプトを開発した。Recovery Smart Businessでは,最先端のデジタル技術とプロセスノウハウを組み合わせたテクノロジーソリューションである。その最先端デジタル技術は,スマートセンサ,ロボットソリューション,デジタルツイン,プロセス最適化システム,デジタルアドバイザ及び高度な画像分析などの6つのサブテクノロジーグループに分類される。それら最先端技術を使ったRecovery Smart Businessの一つは,「Smart Recovery Boiler」として,回収ボイラでは既に実用化されており,安定操業のみならず,設備かつオペレータの安全性が向上している。デジタル技術は,今後更に技術革新が進み紙パルプ産業においても,それらの最先端技術を採用しより効率的に,より安全な操業ができるようになる。また「Smart Recovery Boiler」により,パルプ生産の要である回収ボイラを安全かつ安定的に操業できるようになることは,工場にとっては大きなメリットになる。 今後,ANDRITZは,回収ボイラのみならず,エバポレータ,白液プラント及びパワーボイラ向けの「Recovery Smart Business」を更に展開していく。</p>

収録刊行物

  • 紙パ技協誌

    紙パ技協誌 75 (11), 1005-1009, 2021

    紙パルプ技術協会

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