仮設空間に設置するサインシステムの使用性評価

  • 張 益準
    千葉大学デザイン・リサーチ・インスティテュート
  • 范 熙文
    千葉大学大学院融合理工学府
  • 桐谷 佳惠
    千葉大学デザイン・リサーチ・インスティテュート

書誌事項

タイトル別名
  • Usability Evaluation of Sign System to Be designed in Temporary Spaces
  • 仮設空間に設置するサインシステムの使用性評価 : コロナワクチン接種会場を中心に
  • カセツ クウカン ニ セッチ スル サイン システム ノ シヨウセイ ヒョウカ : コロナワクチン セッシュ カイジョウ オ チュウシン ニ
  • ─ Focused on COVID-19 Vaccination Spaces
  • ─ コロナワクチン接種会場を中心に

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説明

<p> 本研究では,東京都墨田区のコロナワクチン接種の仮設空間用サインシステムの一例として,会場用にデザインしたサインシステムの利用者評価を行った。仮設空間のサインシステムは,一般的な空間と違い,限られた日程で空間を構成するため,空間とプロセスについて情報をサインデザインの中に適切に配置し,利用者に伝える必要がある。そのため,接種会場の利用者には,ペーパーファイル,壁のパネル,床の経路テープをサインシステムとして提供,配置した。利用者評価の結果,60代以上のような特定の利用者には,空間とプロセスの全体情報伝えるペーパーファイル(インフォメーション・サイン・システム)が接種を行うためには役立つことなどがわかった。この結果は,今後仮設空間にサインシステムを構成する際,設置方法や製作の参考になると期待される。</p>

収録刊行物

  • デザイン学研究

    デザイン学研究 68 (3), 3_19-3_24, 2022-01-31

    一般社団法人 日本デザイン学会

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