AI人工物に対する意識と個人の心理的態度の関係 : 日本とスウェーデンにおける個人の意識調査

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タイトル別名
  • A study of individual differences in attitudes toward artificial intelligence in Sweden and Japan
  • AI ジンコウブツ ニ タイスル イシキ ト コジン ノ シンリテキ タイド ノ カンケイ : ニホン ト スウェーデン ニ オケル コジン ノ イシキ チョウサ

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抄録

AI人工物 (artificial intelligence artifacts) に対する日本人の意識は,西洋諸国と比べて独特であると指摘されることが多い,しかし,国際比較を実証するには,調査上の制約が少なくない。そこで本研究では,単純な国際比較ではなく,個人の心理的態度の相違がAI人工物に対する態度の相関関係を実証することにした.本稿では,先行研究からロボット否定的態度の測定尺度を援用して「AI人工物に対する否定的態度」の測定尺度を導きだした.また,個人的態度として,(1)無生物の物体や現象に対するアニミズム的信念,(2)AI導入による失業に対する不安,(3)特撮やアニメなどの映像作品の影響,(4)AI人工物に対する親しみ,(5)プライバシーと心理的距離を想定し,それらが「AI人工物に対する否定的態度」とどのような関係にあるのかを検討した.その結果,日瑞2国の相関関係を比較すると,日本の独自性というよりも,両国の類似性が明らかにされた.

特集 中河 伸俊名誉教授 定年退職記念

科学研究費17K03909,20K01899

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