産業電化が導くカーボンニュートラルの未来

  • 内山 洋司
    一般社団法人 日本エレクトロヒートセンター
  • 中谷 真幸
    一般社団法人 日本エレクトロヒートセンター

書誌事項

タイトル別名
  • The future of carbon neutrality attained by industrial electrification
  • サンギョウ デンカ ガ ミチビク カーボンニュートラル ノ ミライ

この論文をさがす

抄録

世界で異常気象が多発している。2020年は平均気温は平年よりかなり高い地域が増え、異常高温が世界の各地で頻繁に発生し、山火事を多発している。一方、逆に、中央アジア南部やその周辺では、異常低温に見舞われた。また、降水量を見ると、平年よりも多い地域が増えている。例えば、ヨーロッパは7月中旬の記録的な大雨によって洪水が発生し、死者の数は約200人、ドイツだけでも150人以上が行方不明となった。逆に、ヨーロッパ東部やアルゼンチン北部からブラジル南部では異常少雨となる月が多くあった。異常気象は、温室効果ガスがもたらしている気候変動が原因と考えられている。 本稿では、日本の産業分野におけるエネルギー消費の現状を概観し、省エネ・脱炭素に優れ、革新的な生産工程により生産性と品質の向上に貢献する様々なエレクトロヒート技術を紹介し、電気による加熱技術には省エネと脱炭素化の実現に向けたイノベーションを起こす大きなポテンシャルがあることを紹介する。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ