ブデソニド,フォルモテロール配合吸入剤「ブデホル<sup>®</sup>」のデバイス特性

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タイトル別名
  • CHARACTERISTICS OF BUDEFORU<sup>®</sup> FOR BUDESONIDE AND FORMOTEROL MIXTURE

抄録

<p>【背景】吸入薬Symbicort®(SMB)に代わり,後発薬ブデホル®(BF)の処方が増加している.吸入器の特性は薬物放出に強い影響を持つが,ブデホル®の吸入器特性は良く知られていない.</p><p>【方法】吸入シミュレーターを用いて,両剤から様々な強度のramp-upないし三角波形の吸引を行い,マウスピース内圧と吸気速度から内部抵抗(IR)を算出し,粒子放出量(ED)とその時間推移をレーザー光反射法で測定した.</p><p>【結果】SMBとBFのIRは0.119および0.105 kPa0.5/L/minで有意差なく,ともに粒子放出は放出後約0.2秒でピークに達した後に約0.5秒で終了した.両器具からの最大吸気速度とEDには直線関係があり,何れの吸入波形でも近似直線は近接していた.</p><p>【結語】今回の実験系からはBFとSMBの吸入器はほぼ同等の特性を有している.</p>

収録刊行物

  • アレルギー

    アレルギー 71 (1), 37-41, 2022

    一般社団法人 日本アレルギー学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390291115038502144
  • NII論文ID
    130008160521
  • DOI
    10.15036/arerugi.71.37
  • ISSN
    13477935
    00214884
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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