書誌事項
- タイトル別名
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- THE RELATIONSHIP AND TREND OF MONTHLY AVERAGE FLOW AND TOTAL PRECIPITATION OF VARIOUS PERIODS IN MOUNTAINOUS WATERSHEDS WITH DIFFERENT TYPES OF GEOLOGY
説明
<p> 本研究では,山地河川流域において25年分の月別平均流量と複数期間の先行降雨の合計量(先行降雨量)との相関関係を分析し,主に地質の観点から流域間の傾向差を考察した.その結果,低水期においては,特に浸透性の高い火山岩(第四紀)の流域では,他流域より長期間の先行降雨量と流量との相関が高く,浸透性の低い中生界の流域では短期間の先行降雨量と流量との相関が高いという特徴が見られた.さらに,各流域の月別平均流量と先行降雨量,年平均降水量の変化傾向を比較すると,どの流域でも年平均降水量には変化傾向がなかったが,低水期の数ヶ月の流量と,その流量との相関係数が0.6以上となる先行降雨量はともに増加傾向となり,通例用いられる年平均降水量,各月の流量とより相関が強い先行降雨量の変化傾向を比較する有効性が示唆された.</p>
収録刊行物
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- 土木学会論文集B1(水工学)
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土木学会論文集B1(水工学) 77 (2), I_151-I_156, 2021
公益社団法人 土木学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390291115046574080
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- NII論文ID
- 130008160158
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- ISSN
- 2185467X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可